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第2の村木事件になってきた小沢裁判

日刊ゲンダイ「第2の村木事件になってきた小沢裁判」 http://t.co/cpmJR25B
強制起訴議決の決め手となった捜査報告書に嘘の記載。

@kijinyaa
なんで朝日は、審査補助員の吉田繁実弁護士にインタビューしないの?
裁判前はしてるのに…。つ http://t.co/3kNTB8Jj
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by kijinyaa | 2012-01-17 13:10 | 検察

陸山会事件 起訴議決の裏側-黒塗りの下に何が?(第2版) (by wolfgandhi)

※注:以下の分析は「臨時審査員は同じ群の補充員から選ぶ」とのルールがある前提で行ったものです。

第1版(2011/2/5公開)
第2版(2011/2/7改訂):森ゆうこ議員より「議決した審査員は2群が5名、3群が6名で正しい人数と異なる」との情報が得られたため、それを考慮した改訂を実施。




検察審査会から開示された書類はほとんどが黒塗りされている。その黒塗り部分が海苔に見えることから「のり弁」とも呼ばれる。

これまで、その黒塗りされたところの一部に何が書かれているかを推定し、検察審査会の2回目の起訴相当議決がどのように得られたのかをまとめ、「陸山会事件 作られた起訴議決」 http://p.tl/QLNH として公開してきた。

その後、森ゆうこ議員が新たな情報を入手し公表されたことで、従来のストーリーに少し修正が必要となっている。

それと同時に、黒塗りされた書類について、従来よりも多くのことが解ってきた。これまでは、「臨時選定録の解釈法」のみを補足資料2 http://p.tl/ipIY として公開してきたが、今回は黒塗り書類の対象を広げ、その再分析を行った。

その結果分かったこと、および疑問として残ったことをまとめたものである。

分析に用いた資料は以下のとおり。

1.森ゆうこ議員資料サイト http://bit.ly/fDDhWY (第2回審査事件票、宣誓書)

2.@iponfanさんサイト http://fc2.in/g6ONnt (審査員の選定録、臨時選定録、審査員の宣誓録、審査員の宣誓書など)

3.森ゆうこ議員ブログ(1/27) http://ow.ly/3QLBe
・審査会の開催月は7月2回(7/13, 7/?)、8月3回(8/4, 8/?, 8/?)、9月2回(9/?, 9/14)、10月1回(10/4)の計8回。
・審査会に一度も出席しなかった者が4名。
・議決した審査員のうち3人は臨時審査員(開催日順に宣誓書(臨時選定録?)を提出したことを前提)

なお、これらの資料の一部には署名の偽造疑惑もあるが、大前提として「意図的な偽造は無い」と想定して分析している。その想定のもとで何処かに矛盾があれば何らかの不正(偽造)があった可能性が高いことになる。
(なお、矛盾が無いように資料を作れるため、「矛盾が無い=不正が無い」ではない。)

まず、予備知識として「群」について説明する。
検察審査員は4つの群に分かれており、同時には2つの群が審査員を務める。今回の2回目の審査会の場合は、以下のことが分かっている。

・7月の2回の審査会は1群(5名)と2群(6名)の審査員で開催
・1群の任期は7月で終わり、8/4の審査会からは1群の代わりに3群が審査員を務めた
・8月以降の6回の審査会は2群(6名)と3群(5名)の審査員で開催

また、「補欠審査員や臨時審査員の選定録」の解釈法が重要な鍵となるが、以下では「臨時選定録」と表記する。

初めに「結論」と「残った疑問点」を以下にまとめる。



●結論

1.「臨時審査員は同じ群の補充員から選ぶ」というルールを議決日に守らず「2群5名、3群6名」で議決したとすると、審査会に一度も出席しなかった者は4名となり、宣誓書が無い(一度も出席しなかった)者の人数と一致する。

2.ルールを守ったと考えた場合は全て欠席した者は3名となり矛盾が生じるが、ルールを破ったと考えると矛盾がなくなる。即ち、ルールを破り「2群5名、3群6名」で議決した可能性が非常に高い。

3.全て欠席した4名の内訳は2群2名(審査員1名+補充員1名)、3群2名(審査員1名+補充員1名)。

4.ルールをなるべく守ったとすると、ルールを破った日は議決日ともう1日。恐らく議決書作成日と思われる。他の日はルールを守ることが可能。なお、議決日と議決書作成日の審査員は同じ可能性がある。

5.臨時選定録の開示された順番は審査会の開催日順になっていない。

6.3枚ある「1群+2群用」臨時選定録のうち間違って「2群+3群用」として使われたのは2枚目の可能性が高い。「1群+2群用」臨時選定録を流用し1群のところを3群に書き換えたと思われ、8/4の審査会で作成された可能性がある。



●残った疑問点

1.「1群+2群用」選定録は2枚のはずなのに、何故3枚あるのか?
 その理由としては、「2群+3群」で最初に審査会を行った8/4に、それまでの「1群+2群用」選定録を少し手直しして流用したからと予想。しかし、その他に何か理由(不正)がある可能性もある。

2.開示された書類に1群のものがない
 審査会のうち2回は1群が参加して行われた。その1群に関する情報(宣誓書、宣誓録、審査員選定録など)がなぜ開示されなかったのかが疑問。議決した審査員に関するものだけを開示したのかもしれないが、iponfanさんが開示請求した時点では7月から開催したことはバレていなかったため、それを隠すために意図的に開示しなかった可能性もある。

3.臨時選定録をなぜ開催日順に開示しなかったのか?
 日付も含めて黒塗り後にコピーするため、作業中に順番が入れ替わった可能性もあるが、「間違った臨時選定録を作成した日を隠すため」などの理由で意図的に順番を変えた可能性もある。

4.議決日(9/14)と議決書作成日(10/4)で審査員が異なっても問題ないのか?
 両日の審査員が全く同じであった可能性もあるが、異なっていた場合に法的に問題は無いのか。また、平均年齢はどちらの日の審査員で算出したのか?

これらの疑問点が何らかの不正に関連している可能性はあるが、現時点では不明。

以下では、これらの結論に至った理由を説明する。
なお、図や表はクリックすると別ウインドウで開くようになっている。



●検察審査員及び補充員選定録(以下、審査員選定録)(図1)

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図1は3群用の審査員選定録である。3群は審査員5名、補充員5名の計10名であり、抽選ソフトで選ばれた結果に基づき氏名などが記載されている。また、生年月日欄があり、公表された平均年齢はこの生年月日を元に算出していると思われる。

この表で重要なのは、左端の「番号」欄である。1番から始まる通し番号は同じ群の審査員と補充員を特定するのに利用される。例えば、「3群8番」という表現で、ある審査員(補充員)を特定できる。



●臨時選定録の解釈法(図2、図3)

審査員が欠席したとき、補充員から臨時審査員が選ばれて臨時に審査員を務める。

その選定の記録である「補欠審査員や臨時審査員の選定録」(以下、臨時選定録)は8枚ある。2回目審査会の開催回数に一致するため、全ての審査会で審査員の欠席があり、臨時審査員が選定されたことが分かる。

1枚目の臨時選定録を例として、最も可能性が高いと考える解釈法を図2に示す。

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臨時選定録には縦に黒塗りされた部分が2列ある。2列のうち、臨時審査員であることを示す「臨」の文字が右側備考欄についていることから、右列が補充員に対応することがわかる。従って、左列は審査員に対応することになる。

臨時選定録には上から11行目の下に太線があり、11名の区切りを分かりやすくする工夫がなされている。その他に、5行目の下にも太線があるが、これは今回の場合1群(審査員5名)と2群(審査員6名)を区別するためにあると考えられる。

つまり、太線から上が1群用、下が2群用と考えられる。

各黒塗り部分は3列に分かれている。このうち真ん中の列は幅が広いため氏名の記入欄と考えられる。そこが氏名だとすると、その左は間違いなく先ほど述べた(審査員選定録の)「番号」のはずである。また、3列のうち右端の列は、当日に欠席していた場合に「欠」などの記号を入れる欄と予想する。

図2中の赤字は、記載の具体例である。なお、「欠」の位置は適当に入れたもの。

各群で審査員の欠席者数が確定すると、補充員のうち「欠」のついていない者から臨時審査員を選ぶ。その抽選の際に「番号」が使用されている可能性が高い。図2の例では、4つの番号(8,9,10,11)から3つの番号(9,10,11)が抽選で選ばれたことになる。

このような使用法の場合、それぞれの群(太線の間)では左側の「欠」の数と右側の「臨」の数が一致しなければならない。太線はその点を分かりやすくする効果も狙ったものと考える。

各回の臨時選定録からは以下の2点が分かる。

1.「臨」と記載のある行の補充員が出席し臨時審査員に選ばれたこと
  (一方で「臨」と記載の無い補充員の出欠は基本的に分からない)

2.「臨」の数と同じ人数の審査員が同じ群で欠席したこと
  (どの審査員が欠席したかまでは分からない)

なお、審査員選定録では「番号」は黒塗りされていないのに、臨時選定録では「番号」が黒塗りされている。これは、黒塗りしないと臨時審査員に選ばれた補充員の番号が分かるためと考えられる。

また、図2中で「臨」の文字は印刷されていることが分かる。従って、それ以外の文字(赤字)も全てファイルに記入した上で印刷した可能性が高い。そう考えると、「欠」と「臨」の文字以外(番号と氏名)は毎回の審査会で同じはずであるから、「番号と氏名は最初からファイル中に記入されている」と考えられる。

つまり、赤字のうち「番号と氏名だけ」を記入したものを用意し、審査会ではそれを利用して臨時審査員を決め、ファイルに「欠」と「臨」を追記して印刷するという流れが考えられる。

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図3は3枚目の臨時選定録の解釈例である。3枚目は上から6行目の下に太線があり、上に2群(6名)を記載し、下に3群(5名)を記載するためのものと考えられる。つまり、「2群+3群用」のものと考えられる。

この図にある「臨」の数と位置は図2と同じだが、図2は2群のところ、図3は3群のところであり、その意味は全く異なる。

また、3群に「臨」が3ヶ所あるため、3群の審査員が3名欠席したことがわかる。従って、3群の出席者は多くても7名だったことが分かる。
この点は、非常に重要である。

もしも開示された臨時選定録が審査会の開催日順だったとすると、3枚目(図3)は8/4のものとなる。(7月が2回開催のため)
8/4は2群+3群による初回の開催日であり、3群の審査員(補充員)が宣誓を行っている。その8/4日付の宣誓書は8枚ある。

つまり、3群の10名のうち8名は8/4に出席していたことになる。これは、3枚目の臨時選定録から分かる3群の出席者(最大7名)と明らかに矛盾する。つまり、3枚目は8/4の選定録ではないことになる。

そこで、次の結論が得られる。

◎「臨時選定録の順番は開催日順では無い」



●審査員と補充員の出席状況(ルール遵守の場合)(2群+3群)(表1-1)

臨時選定録から欠席した審査員数と臨時審査員を務めた補充員が分かる。
その情報から、「2群+3群」で会議を行ったのが確実な5回分(臨時選定録の3,4,5,6,8枚目)についての出席状況をまとめたのが表1-1である。

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なお、議決日には「臨時審査員は同じ群の補充員から選ぶ」というルールを守らなかったことが分かっているが、ここでは議決日が分からないため、そのルールが全て守られたものとして表を作成している。

一番上の行(順番)は、何枚目の臨時選定録かを表す。

2行目(ルール)は、上述のルールが守れるかどうかを表すもので、今回の場合は必ず守るように表を作成しているため空欄となっている。

一番左の列は、審査員選定録の「番号」であり、3群は5番まで、2群は6番までが審査員を意味する。

「0.50」などの数値の意味であるが、審査員は欠席した人数が分かるものの、誰が欠席したかまでは分からない。そこで、例えば4名中2名が欠席したことが分かっている場合には、4名全員に0.50(=2/4)と記載している。いわば、期待値である。

従って、「0は欠席」、「1は出席」を意味する。

この表に記載の22名のうち、一度も出席しなかった可能性があるのは、「補充員のうち一度も「臨」の印が付かなかったもの」で、この表では2名(3群10番、2群7番)である。この2名が一度も出席せず、宣誓書も書かなかったと考えられる。

また、審査員については、2群審査員は全員が出席した日があるため、全欠席者は居ないことになる。一方、3群審査員はどの開催日でも1人は欠席している。従って、3群審査員の1人が一度も出席しなかったと考えられる。

表1-1中の赤字は、判明した全欠席者を示している。3群審査員のうち5番審査員を全て欠席した者としているが、実際は何番かは分からない。ここでは、便宜上5番とし、番号を入れ替われることを示すために( )をつけている。

この表から以下のことがわかる。

「審査会に一度も出席しなかったのは3名で、2群1名(補充員1名)、3群2名(審査員1名+補充員1名)」

この結論は、開示された宣誓書が各群で2枚ずつ足りなかったという事実と整合しない。
その原因は、「臨時審査員は同じ群の補充員から選ぶ」というルールが守られると仮定したことにある可能性が高い。

そこで、「全て欠席した者が必ず4名居る」という条件を守るためにはルールを破っても良いという前提で検討を行った。



●審査員と補充員の出席状況(全欠席者が4名の場合)(2群+3群)(表1-2)

開示された宣誓書の枚数から、全欠席者は2群2名、3群2名と分かっている。このうち、2群の1名と3群の2名については既に判明した。

残るのは2群の1名であるが、補充審査員については7番以外は1回は確実に出席したことが表1-1からわかるため、残り1名は2群の審査員であることが分かる。
このことは、後で述べる宣誓録とも整合する。

2群の何番の審査員かまでは分からないため、ここでは仮に6番審査員が全欠席したとして出欠簿を作成する。結果を表1-2に示す。

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3枚目と4枚目については、2群審査員1名の欠席に対して同じ群から臨時審査員が選ばれていない。このころから、2群審査員は全員欠席だったことが分かる。

そのため、3群の補充員の一人(ここでは仮に9番とした)を2群6番審査員の代わりに審査員にせざるを得ない。このようにルールを守れなかった開催回はルール欄に×で示している。また、ルールを守れなかった者の色を水色で示している。



●審査員と補充員の出席状況(全欠席者が4名の場合)(1群+2群)(表2、図2、図3)

7月に「1群+2群」で開催された2回の審査会についても同様に出欠状況を得ることができるが、重大な問題が一つある。
それは、「1群+2群用の臨時選定録」が2枚ではなく、3枚あるということである。

3枚のうちの2枚が7月に開催されたもので、残り1枚は「2群+3群」で開催した8月以降のものということになる。つまり、1回分は(好意的に考えると)間違ったフォーマットを使ったことになる。

そこで、間違い方を予測し、特定の間違い方をしたと想定した場合の出席簿を作成した。結果を表2に示す。
なお、先ほど(表1-2)と同じ全欠席者が4名居ると想定している。

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まず、左端の表2(a)は、本来の正しい使い方をした場合(上1群、下2群)(図2参照)である。この場合、3枚ともルール欄に×はつかず、ルールを守れることがわかる。

真ん中の(b)は、「境界線(太線)の位置が1行ずれているだけで、上2群、下3群という正しい使い方で使用した」と想定した場合である。つまり、フォーマットを間違えただけで、記載内容は正しいフォーマットを使用した場合と同じと仮定した。

この場合、2枚目ではルールを守れるが、1枚目と7枚目ではルールを破る必要がある。

ただし、(b)のような間違いは、印刷する際に使用する用紙を入れ間違った場合に起こりえるものだが、今回の場合には先ほど予測したように、「氏名と番号」が予め記入されたものを白紙に印刷している可能性が高い。従って、(b)の間違いをした可能性は非常に低いと考える。

最後の(c)は、上3群、下2群というように、2群と3群を上下で入れ替えた場合である。図3で、太線の位置も含めて2群と3群を入れ替えた場合に相当する。そして、間違い方としては、この可能性が高いと考えている。

この場合も(b)と同様に2枚目ではルールを守れるが、1枚目と7枚目ではルールを破る必要がある。

以上の結果を元に7月に開催された2回を推定するわけだが、その基準としては「ルールを破る回数をなるべく少なくする」というのが合理的である。

そう考えると、2枚目は必ずルールを守れるが、1枚目と7枚目は(a)正しい使用法をしない限りルールを守れないことが分かる。

そこで、以下のことが推定できる。

◎「1枚目と7枚目は7月、2枚目は8月以降の審査会に対応する」

つまり、間違った使い方をしたのは2枚目ということになる。
こうすると、3回ともルールを破る必要は無い。

この2枚目については、その開催日が8/4の可能性が高いと思われる。
その理由は、8/4が「2群+3群」での「初回の審査会」だからである。

その初回の臨時選定録を作成するのに、「直前の開催回のものを流用」したのではないかと考える。

直前の開催回、即ち「1群+2群用」の臨時選定録は、図2のように上が1群、下が2群用になっている。図2のうち、1群のところの審査員と補充員10名分の名前を3群のものに書き換えると、今回のような間違ったフォーマットの臨時選定録になる。

2群のところは書き換える必要が無いため、最小の手間で「2群+3群」用の臨時選定録を作ることができる。また、2群と3群が上下入替ることになるが、「太線の位置は群の境界にある」ため使用上も問題は生じない。

さらに、「臨時選定録において先に選任された群を上に記載する」というルールは法律で決まっているわけではないと思われ、「違法」ではないと考えられる。つまり、単に忘れたか、あるいは手間を惜しんで作ったのではないかと考えられる。そして、その次の回までに本来の正しいフォーマットに変更したのではないか。

平均年齢算出時に年齢を足し忘れたのと同じ事務員なら、手抜きとしてやりそうにも思う。

なにより、臨時選定録は番号と氏名のところをフォーマットに最初に記入したら、その後変更する必要は無い。従って、最初が正しくて途中で間違ったフォーマットになりまた戻るということは意図的で無い限り非常に考えづらい。つまり、間違えるとしたら初回(8/4)の可能性が高い。

以上の仮説が正しいとすると、2枚目の臨時選定録は8/4開催に相当し、7月開催の2回分は1枚目と7枚目ということになる。



●宣誓録の記載内容(図4-1、図4-2、図5)

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図4-1は2群(審査員6名、補充員6名)の5/11の宣誓録である。宣誓書を作成しなかった4名の内訳を元に記入内容を推定している。なお、補充員は番号を特定できるが、審査員については特定できないため仮の番号を用いている。

ここで注目すべき点は、宣誓した補充員の記入欄(黒塗り)の行数である。4名であれば、審査員のところと同じ行数で良いはずだが、審査員のものよりも1行分多い。3群の宣誓録(図5)の宣誓した補充員数も同じ4名であるが、それよりも1行分多い。

そこで、以下のことが分かる。
・各行には2名ずつ記入する
・5/11に宣誓した補充員は5名(欠席した補充員が最低1名居るため6名にはならない)
・5/11に宣誓した審査員は4名(欠席者が1行(最大でも2名)のため)

2群で宣誓書が無いのは審査員1名、補充員1名であるが、5/11に宣誓しなかった審査員2名のうち1名が5/25の会議開始前に会議室で宣誓したとすれば全て整合する(図4-2)。

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3群についても図5に示すように黒塗りの行数や欠席者の宣誓録が無い点などで、審査員1名と補充員1名が宣誓しなかったという結果と整合する。
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●議決日と議決書作成日の臨時選定録(表1-2、表3)

臨時選定録の1枚目と7枚目が7月のもので、2枚目が8/4のものだとすると、議決日に相当するものは表1-2に示す5枚の何れかとなるが、議決日にはルールが守られなかったことが分かっているため、3枚目か4枚目の何れかということが分かる。

また、3枚目と4枚目であれば、2群審査員5名、3群審査員6名となり議決した審査員の宣誓書の枚数とも合致する。

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3枚目と4枚目は同じ内容であるので、ここでは仮に3枚目を議決日のものとする。

さらに、議決書作成日に関しては、次の問題が鍵となるかもしれない。

それは、「議決日と議決書作成日で審査員が代わっていても良いのか」という問題である。

検察審査会法施行令二十八条「議決書には、次に掲げる事項を記載し、検察審査会長及び検察審査員がこれに署名押印しなければならない。」

この条文の解釈としては、以下の二つが考えられる。

解釈1:議決書を作成する日の検察審査員が議決書に署名押印しなければならない
解釈2:議決した日の検察審査員が議決書に署名押印しなければならない

もし解釈2であれば、今回の場合は議決日(9/14)と議決書作成日(10/4)が異なるため議決日と同じ審査員が議決書作成日にも来なければならなくなる。

そこで、表1-2を見ると、検察審査員が全く同じになる臨時選定録が2枚あることに気づく(3枚目と4枚目)。

3枚目は議決日のものであるから、4枚目を議決書作成日のものとすれば問題ないことになる。その場合は、議決日の検察審査員が全員集まれる日を設定するために10/4を選んだ可能性もある。

もし解釈1だとすると、「議決した検察審査員」と「議決書に署名をした検察審査員」が異なる可能性が出てくる。その場合、平均年齢はどちらの検察審査員で算出したのかという疑問も生じる。

解釈1と解釈2の何れが正しいか?
もしご存知の方がおられれば教えて頂きたい。

なお、森ゆうこ議員のブログからの情報「議決した審査員のうち3人は臨時の審査員(開催日順に宣誓書(臨時選定録?)を提出したことを前提)」であるが、議決日(3枚目)の臨時審査員は3名で、森ゆうこ議員の情報と一致する。

最後に、以上の分析で可能性が高いとわかった出欠簿を表3に示す。

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一番上の行は開催月日で、分からないところは?としている。
また、宣誓書の日付から8/4は3群の8名が出席したことが分かるため、その情報も追記している。

9/14が議決日だとすると、議決に参加し、宣誓書が最初に開示されたのは3群の審査員3名、補充員3名、および2群の審査員5名だったことになる。

以上。



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by kijinyaa | 2011-02-05 20:12 | 検察審査会

「陸山会事件 作られた起訴議決」 抄録版 (by wolfgandhi)

(改訂-1.26 2011/01/26 23:30)

※注:森ゆうこ議員に対し最高裁より1月26日に一部書類の開示がありました。(森議員ブログ: http://p.tl/Qnik )その結果、7月の開催回数が2回で8月が3回だったことなどが判明しましたが、それら新たな情報は現時点では内容に反映していません。
とりあえず、開示された書類については再分析を行い、その結果を以下に公開しました。今後、本編(詳細版および抄録版)も改訂する予定です。

「陸山会事件 起訴議決の裏側-黒塗りの下に何が?」 (by wolfgandhi)


「陸山会事件 作られた起訴議決」 詳細版 (by wolfgandhi) は
 こちら


@wolfgandhi
以下は、2回目の検察審査会で何が行われたのかを分析した結果(分析編)の要点を森議員にツイートしたものです。分析編の詳細版はこちらです。http://p.tl/QLNH

(1) 本計画の主な目的は以下の3つと思われる。「起訴相当議決を得る(最優先)」、「審査員が全て入れ替わってから2回目審査を始めたと思い込ませる」、「議決を代表選に利用する」。

(2)予想される審査会開催日は次のとおり。(1群+2群)7/13、20、27、(2群+3群に交代)8/10、(検察官意見聴取決定)8/24、(検察官意見聴取)9/7、(起訴相当議決)9/14、(議決書作成、公開)10/4。このスケジュールも予め計画。

(3)目標達成のための主な手段は「教育」と「マスコミによる情報操作」。「教育」:1回目起訴相当議決をした1群審査員と審査補助員による2群審査員の「教育」。教育回数を3回確保するため、途中で審査員が入れ替わるにも関わらず7/13より審査開始。

(4)「マスコミによる情報操作」:「審査は未だ始まっていない」という偽情報を流し続ける。その目的は以下の2点。「7月から審査が始まり1群審査員が審査に関与したことを隠す」、「起訴相当議決が出る目途が立つまで審査補助員や審査員への圧力を防ぐ」。

(5)2群審査員の教育がうまく進み9/14に議決できる目途が立ったため、小沢氏の代表選立候補に備えて代表選挙日を同じ日に決定(8/2)。8月より1群が3群審査員に入れ替わり。3群審査員もこれまで同様に「教育」が容易な若年者を選抜。

(6)3群の「教育」も順調に進む。入れ替わってわずか2回目の審査(8/24)で起訴相当議決の意向をほぼ固め、必要な「検察官の意見聴取」を決定。次回(8/31)に意見聴取すると議決日が早まるため、(検察官の都合などの理由で)8/31は休会。

(7)9/7の検察官意見聴取で次回(9/14)での議決がほぼ確定。「9/14にほぼ間違いなく起訴相当議決」いう情報をリークし、代表選に利用。

(8) 議決の目途がたつと、「審査が始まっていない」という報道の嘘が「議決日までの期間が短すぎる」ことでバレないように、即座に「審査開始」報道。9/7夕刻にはNHK、翌日には新聞報道。サポーター票(9/11締切)への影響や代表選でのダメージも狙い。

(9)9/14に議決するも、「審査開始」を9/8に報道しながらその6日後に議決結果を公開すると、ほぼ全員が「今までの報道がおかしい」と解る。「作成に時間がかかる」などの理由で、報道が忘れ去られる10/4(報道後27日)まで議決書作成および公開を延期。

(10)なお、臨時選定録から算出した各群の審査員(補充員除く)の出席率は、全体平均:74%、1群:93%、2群:73%、3群:64%。重要なのは8月から参加し「議決まで4回の審査会」しかなかった3群の出席率の低さ。

(11)3群審査員の議決日までの出席回数(期待値)は4×0.64=2.6回。つまり、「たった2回か3回の出席で起訴相当と議決」。膨大な捜査資料を理解して自ら判断したとは思えず、2群審査員や補助員の意向に流されて議決したことがわかる。

(12)「教育」と「情報操作」作戦は成功を収めました。ただ、森議員が(存在しない)2回目審査票を作成・開示させるのは想定外だったはずです。「国民の生活が第一」の政治実現のため審査会やマスコミの嘘を是非暴いてください。



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by kijinyaa | 2011-01-24 22:51 | 検察審査会

「陸山会事件 作られた起訴議決」 補足 (by wolfgandhi)

(改訂-1.25 2011/01/25 13:30)
(改訂-1.25 2011/01/25 19:18)
(改訂-1.26 2011/01/26 12:00)
(改訂-1.26 2011/01/26 23:30)

※注:森ゆうこ議員に対し最高裁より1月26日に一部書類の開示がありました。(森議員ブログ: http://p.tl/Qnik )その結果、7月の開催回数が2回で8月が3回だったことなどが判明しましたが、それら新たな情報は現時点では内容に反映していません。
とりあえず、開示された書類については再分析を行い、その結果を以下に公開しました。今後、本編(詳細版および抄録版)も改訂する予定です。

「陸山会事件 起訴議決の裏側-黒塗りの下に何が?」 (by wolfgandhi)


「陸山会事件 作られた起訴議決」 抄録版 (by wolfgandhi) は こちら
「陸山会事件 作られた起訴議決」 詳細版 (by wolfgandhi) は こちら


参考資料:
 森議員資料サイト http://bit.ly/fDDhWY (第2回・審査事件票)
 @iponfanさんサイト http://fc2.in/g6ONnt (臨時選定録など)




●補足1:検察官意見聴取が議決日以降に行われていた場合

岩上氏による森議員のインタビュー(1/21)によると,検察官意見聴取が9月二十数日の議決後に行われた可能性があるとのこと.もし事実ならば明白な違法行為で、議決が無効になるだけでなく、一大スキャンダルで全ての計画を白日の元にさらせるかもしれません。

そこで、それが事実だと仮定した場合について考察しました。

まず、それが事実だった場合、検察官意見聴取の決定は従来予想の8/24ではなく、もっと遅かった可能性があります。従来予想の8/24では3群が加わってわずか2回で検察官意見聴取が決まったことになり、あまりにも早すぎると感じられます。意見聴取決定がもう少し後だったとすると、その不自然さがなくなります。

ただし、矛盾が生じてしまいます。

以下は予想した審査会のスケジュールです。検察官意見聴取日と聴取を決めた日が不明なため、スケジュールからその記載を除いています。

(1群+2群)        7/13、20、27
(休会または未審査)   (8/4)(群が変わって初回のため審査は無し)
(2群+3群に交代)    8/10
(休会)           (8/17)(理由:お盆休み)
                8/24
(休会または別審査)  (8/31)(理由:不明)
                9/7
(起訴相当議決)      9/14
(議決書作成、公開)   10/4

2回目審査票を信じると、起訴相当議決(9/14)の後の本件に関する審査会開催回数は1回(議決書作成日)のみです。つまり、「検察官意見聴取は10/4に行われた」ことになります。この日は、森議員が聞かれた9月二十数日と異なります。

議決日に聴取した可能性もありますが、それも20日より前です。

従って、もしも二十数日に聴取したということならば、その聴取日は「審査票の開催回数には含まれていない」可能性があるということになります。元々違法な聴取ですから、それを隠すために審査票には含めていないという可能性はありえます。

ただ、「9月後半に行ったはずの審査会が審査票に含まれていない」ことは審査員が見れば分かるはずで、バレるリスクがあります。何より「議決の前に検察官意見聴取を実施しなかった」ことは明白な法律違反で、いくら若年者でも条文を少し読めば分かると思うのです。

ばれると一大スキャンダルになるようなことを、補充員も含めて22名居る中で行うのかという疑問はあります。

また、聴取を議決後にした合理的理由も良く分からないのです。

まず、8/31を休会にした理由が分からなくなります。早く議決したければ、8/31を休会にしなければ良いのです。

もしかしたら、8/31は審査補助員の都合がどうしてもつかず、本件の審査はせずに(従って開催回数にはカウントせずに)別案件の審査をしたのかもしれません。それにより予定が狂った可能性もあります。しかし、審査補助員にとって至上命令、最優先の仕事のはずなので、休んだとは考えにくいのです。

残るのは、お盆休みが8/17、24の2回だった可能性ぐらいです。

何れにせよ、「検察官の意見聴取日」が分かれば解決する問題なので、森議員による追及を期待して待ちたいと思います。



●補足2(臨時選定録の解釈)(資料は http://fc2.in/g6ONnt 内)

臨時選定録には縦に黒塗りされた部分が2列ある。そこには、審査員の氏名などが記載されていると考えられる。

2列のうち、臨時審査員であることを示す「臨」の文字が右側備考欄についていることから、右列が補充員に対応することがわかる。従って、左列は審査員に対応することになる。

臨時選定録には上から11行目に太線があり、11名の区切りを分かりやすくする工夫がなされている。その他の太線は、上から5行目にあるものと、6行目にあるものがあり、臨時選定録はその違いにより2種類ある。

上から5行目に太線があるものは、先に5名分、後に6名分を書くためのものと考えられ、本件でいえば、1群審査員(5名)+2群審査員(6名)で行った審査会の際に用いられたと考えられる。

同様に、上から6行目に太線があるものは、2群審査員(6名)+3群審査員(5名)による審査会用と考えられる。

以上を総合すると、以下のことが予想される。

左側の黒塗り欄には、審査員選定録に記載された順番で各群の審査員名が予め全て記載されている。
黒塗り欄の中は3列に分かれているが、一番左は審査員の番号(審査員選定録に記載)、真ん中(幅の広いところ)は審査員名と思われる。そして、一番右には審査会当日に欠席した場合に「欠」などの記載をするところと思われる。
また、右側の黒塗り欄には、左側の審査員欄と同様に、補充員についての同じ情報(番号、氏名、出欠)が選定録の順番で記載されている。

審査員が欠席した場合、欠席者の属する同じ群から臨時審査員を選定。選ばれた臨時審査員の右の備考欄に「臨」と記入する。

同じ群の中で「審査員の欠席者数(欠の数)」と「臨時審査員の数(臨の数)」は一致していなければならない。太線は、同じ群の中で両者の数が一致していることを確認しやすくするため、群の区切りを解りやすくする効果も狙ったものと思われる。

「臨」の記載により、その左に氏名が記載された「補充員」が臨時審査員に選ばれたことが分かります。一方で、どの番号の審査員が欠席したかはこの情報からは分かりません。

しかし、「臨」の数が欠席した審査員の数を表すため、各群の審査員の平均出席率を求めるとことができます。求めた出席率(補充員を除く)は、全体平均:74%、1群:93%、2群:73%、3群:64%となります。

なお、3枚ある「1群+2群用の臨時選定録」は最初から1、2枚目と7枚目に開示されており、臨時選定録の開示順序は審査会の開催順になっていない。これは、黒塗り、コピーの過程で日付などが分からなくなり入れ替わったものと考えられます。

また、この臨時選定録からは補欠審査員が選ばれていないこともわかります。従って、追加補充員が選任された可能性はかなり低く、その過程での不正の可能性は低いようです。森議員が調べた「審査員の抽選過程での不正」の可能性がさらに高まったと思います。
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by kijinyaa | 2011-01-24 22:00 | 検察審査会

「陸山会事件 作られた起訴議決」 詳細版 (by wolfgandhi)

(改訂-1.25 2011/01/25 13:30)
(改訂-1.26 2011/01/26 12:00)
(改訂-1.26 2011/01/26 23:30)

※注:森ゆうこ議員に対し最高裁より1月26日に一部書類の開示がありました。(森議員ブログ: http://p.tl/Qnik )その結果、7月の開催回数が2回で8月が3回だったことなどが判明しましたが、それら新たな情報は現時点では内容に反映していません。
とりあえず、開示された書類については再分析を行い、その結果を以下に公開しました。今後、本編(詳細版および抄録版)も改訂する予定です。

「陸山会事件 起訴議決の裏側-黒塗りの下に何が?」 (by wolfgandhi)



「陸山会事件 作られた起訴議決」 抄録版 (by wolfgandhi) は こちら


参考資料:
 森議員資料サイト http://bit.ly/fDDhWY (第2回・審査事件票)
 @iponfanさんサイト http://fc2.in/g6ONnt (臨時選定録など)




●はじめに

いわゆる陸山会事件に関する2回目の検察審査会の審査事件票が、森議員のご活躍により作成され開示されました。そこに記載された「審査開始日」は7/13で、マスコミを通じて今まで信じられていた時期より2ヶ月も早いものでした。

マスコミの報道と審査事件票のどちらか(あるいは両方)に嘘があることになります。
その一方で、この審査事件票で今まであった幾つかの矛盾が解消しました。
そして、一連のできごとが綿密に練られた計画に従って進められたものと考えれば全てつじつまが合うことに気づきました。

以下は、審査事件票を含む検察審査会が公開した情報が事実(マスコミ報道の一部は嘘)という前提の元で、様々な情報を総合して考えた仮説(ストーリー)です。
もちろん一部は事実と異なる可能性もありますが、自己評価で最も可能性の高いストーリーを考えたと思っています。

これまで相手が何をやってきたかを分析し知ることができれば、不正を暴く手立てや今後になすべきことを考えるヒントになると思います。



●1回目の起訴相当議決を行った審査員は2回目審査会にも加わっていた

2回目の審査事件票(以下、審査票)が正しいとすると、他の情報と組み合わせて以下の結論が得られます。

結論:「1群+2群で3回、2群+3群で4回の審査会議で議決した」

1群:任期 2/1- 7/31(1回目議決担当)
2群:任期 5/1-10/31(2回目議決担当)
3群:任期 8/1- 1/31(2回目議決担当)

理由は以下の2点です。

理由1:第5検審の定例審査日は毎週火曜日(読売10/6記事)。1回目の審査会の初回開催日(3/9)と議決日(4/27)ともに火曜日。初回から議決日まで休み無く毎週火曜日に開催されたとすると8回になり1回目の審査事件票の情報に一致。

つまり、1回目は毎週火曜日に休み無く開催されています。2回目の初回審査日は7/13と判明。1回目と同様に火曜日に休みなく開催すると7/20、7/27にも開催され、7月中(1群+2群)の開催回数は3回となります。

理由2:@iponfan さんが情報開示請求で入手した情報 http://fc2.in/g6ONnt の「臨時選定録」(臨時審査員と補欠審査員選定の記録)は8枚あり、2回目の開催回数に一致。

臨時選定録には上から5行目と11行目に太線があるものと、6行目と11行目に太線あるものの2種類がある。前者は1群(5名)と2群(6名)の記載用、後者は2群(6名)と3群(5名)の記載用と考えられます。

開示された8枚中、前者(1群+2群用)は3枚あるため、1群+2群で3回開催されたと考えられる。以上、(自己評価で)合理的な理由が2つあることから、審査会が1群+2群で3回開催された可能性は非常に高い。

2群+3群での開催回数は5回(議決日までは4回)となる。読売記事(9月上旬に検察官の意見聴取を実施)を信じると、意見聴取日は議決日(9/14)の前の週(9/7)と考えられる。

従って、8月の火曜日(3、10、17、24、31)に残りの2回を開催したことになるが、読売記事(8月中は隔週でしか集まれなかった)を信じると、8/10、24となる。3群の宣誓日は8/4(宣誓書記載)であり、8/3に開催できないことからも、この可能性は高い。

なお、8/4(3群宣誓日)には2群と共に最初の審査会を行ったと思われるが、2群+3群での初回開催日なので審査会長の選出やガイダンスなどを行い通常は審査を行われない。従って審査票の開催回数には含まれない。

2回目議決に関する審査会のスケジュール(予想含む)をまとめると以下のようになる。
なお、( )は休会または本件を審査しなかった日

(1群+2群)        7/13、20、27
(休会または未審査)   (8/4)(群が変わって初回のため審査は無し)
(2群+3群に交代)    8/10
(休会)           (8/17)(理由:お盆休み)
(検察官意見聴取決定) 8/24
(休会または別審査)  (8/31)(理由:検察官の都合のため?)
(検察官意見聴取)    9/7
(起訴相当議決)      9/14
(議決書作成、公開)   10/4

なお、議決書作成日の10/4は月曜日であり定例開催日(火曜日)と異なる。なぜ定例開催日(例えば10/5)にしなかったのかは不明。

何れにせよ、議決までの7回全てに出席したのは2群のみで、3群の審査員は最大でも4回しか出席していないことになる。では、なぜ途中で審査員が変わるのに審査を始めたのか。

その目的は、もちろん2回目も「起訴相当議決を必ず得る」ためです。そのため、1回目の起訴相当議決に参加し、起訴すべきと思っている1群の審査員が居るうちに審査を始めたかったのです。

1群の審査員は既に8回の審査会を経て事件に関する知識を十分に持っています。何より、あの感情的な議決書を作成し、全員が「起訴すべき」と思っているのです。2回目の審査が「起訴相当」にならなかったら、自分たちの1回目議決が否定されることになります。
感情的にもそれは避けたいでしょう。

2回目も起訴相当にすべく、意欲満々で審査に取り組んだはずです。そこに何も知らない2群審査員が新たに加わったわけです。1群審査員が議論をリードし、審査補助員が協力することで、審査会3回で2群審査員の心証を「起訴すべき」に導くのは容易だったでしょう。

そして、2群に受け継がれた「起訴すべき」は、1群の代わりに新たに入った3群に同様にして受け継がれ、3群が入って4回目には「起訴相当」の議決に至る。

審査員全員が対等な立場から議論を始めれば別ですが、最初から知識を持ち議論をリードできる人が居るとそれに対抗するのは困難でしょう。そして、ほとんどが「起訴すべき」という印象を一旦持つと、審査員が半分入れ替わっても「起訴すべき」は容易に受け継がれていく。今回は、そこを狙ったわけです。

日程で重要なポイントは、「検察官聴取を決めた日」です。「起訴相当」議決をするには、その前に「検察官の意見聴取」を行う必要があります。9/7に意見聴取をしたということは、その直前(8/24)の審査会で「意見聴取を行うことを決めた」ことになります。

つまり、3群の審査員が入ってからわずか2回(8/10、24)の審査で「起訴相当にする意向がほぼ固まった」ことを意味します。

さらに、3群審査員が議決するまでの審査会参加回数はわずか4回ですが、実際には欠席している回があると、それより少ない回数しか参加せずに議決したことになります。

臨時選定録から各群の審査員の平均出席率を求めることができます。求めた出席率は、全体平均:74%、1群:93%、2群:73%、3群:64%です。(理由は補足2:臨時選定録の解釈)

「教育」に燃える1群の出席率の良さが際立って良いのが分かります。一方で、3群審査員は、「検察官意見聴取」を決めるまで最大2回、議決まで最大4回の審査会しか無かったにも関わらず、平均して3回に1回以上欠席しているのです。

3群審査員が議決までに出席した審査会の回数(期待値)は4×0.64=2.6回です。つまり、3群審査員は2回か3回の審査会出席で議決した可能性が高いことを意味します。資料をちゃんと読んで理解して議決したとはとても思えません。

1回目審査では議決まで8回の審査会を要したわけですから、2回か3回というのは有り得ない少なさだと思います。膨大な捜査資料を理解した上での判断とは思えず、2群審査員や審査補助員の影響を大きく受け、その意向のままに議決したと思われます。

ニュースなどを通じて「審査員が全員入れ替わって審査が始まり議決した」と思いこまされていましたが、議決時はそうでも審査ではそうでは無かったのです。

また、審査補助員は7/13時点で選任されていたことになります。これも、報道情報で思い込まされていた時期と全く異なります。

審査会が始まっていながら、「審査補助員が決まらないために審査会が始められない」と報道し、議決直前になって「審査補助員が決まったので審査会が始まる」という報道をしたわけです。



●偽情報を流した理由

何故このような誤報を流し情報操作を行ったのかですが、大きく3つの目的があったと考えます。

目的1:「審査補助員(吉田弁護士)や審査員に圧力がかからないようにする。」

これが最大の目的だと思います。1回目の審査補助員が大きな批判をうけ、告発までされて結局は辞めたとのことでしたので、なり手はなかなか居ません。

「選任されたことをギリギリまで伏せるから引き受けてくれ」と説得されたかもしれません。自分が審査補助員であることを知られていないわけですから、安心して「教育」に取り組めたはずです。

また、検察審査会の前で陸山会事件の真実を伝えるビラを配り、審査員に真実を知ってもらおうとした人も居るぐらいです。7月から開催されていることが分かれば、そうした活動が早くから始まったはずで、実を結んだかもしれません。

目的2:「審査員全員が入れ替わってから2回目の審査が始まったと思い込ませることで、公平な審査が行われたと印象付ける。」

あれだけ批判を受けた1回目議決に関わった1群審査員が2回目審査に関わっていることを隠したかったのだと思います。

10/6読売記事(8月中は隔週でした集まれなかったが、9月に入ってからは平日に頻繁に集まり審査)には、7月の審査会の記述は無く、8月と9月で(審査員が全て入れ替わってから)全ての審査を行ったことを印象付ける効果を狙っています。

9月の2回の審査会を「9月に入ってからは平日に頻繁に」と表現しているわけです。事実と嘘(歪曲)を混在させてうまく騙そうとしているわけですが、逆に言えば嘘を書いているところから相手の意図が読み取れるわけです。

私も含めて「全員が入れ替わってから審査会で始まった。」と思いこまされており、森議員が2回目の審査票を開示させなければ、それが成功するところでした。

目的3:「民主党代表選挙を管有利にする。」

「審査会が始まった」という情報は小沢氏へのネガティブ情報です。代表選(9/14)やサポーター票の締切日(9/11)の直前に全国ニュース(9/7)や新聞(9/8)で流すことで、サポーター票や議員票への影響も狙ったものと考えられます。

9/7の6回目の審査会で検察官意見聴取を終えても「起訴相当」という審査員の意向は変わらなかったのでしょう。意見聴取という手続きを終え「来週(9/14)には起訴相当議決ができる」という確信を検審内協力者が得たのだと予想します。

もう起訴議決は大丈夫となると、報道内容による審査開始日と議決日の矛盾(期間が短すぎること)が少しでも不自然にならないようにするため、今度は一刻も早く公表する必要があります。

そこで、9/7の審査会終了直後にマスコミにリークし、当日のNHKニュース(17:42)で公表するとともに、翌日の新聞で発表したのでしょう。全てのことは予め計画され、最適なタイミングで実行されたと考えられます。



●議決日と民主党代表選挙日が9/14で重なった理由

これも計画の一環、つまり意図的に重ねた可能性があります。

議決日が代表選の後だと、代表選を有利にするという政治的目的には使えない。一方、代表選の直前だと「審査会を政治的に利用した」と批判されたり、「審査会に影響された選挙結果」とその正当性を指摘され続ける恐れがある。

「代表選は審査会に影響を受けなかった」という条件を表面上満たし、かつ「審査会を政治的に利用」するためには、両者が同日である必要があったのです。

同日なのに、どうやって政治的に利用できるのかですが、「起訴相当議決が出た(今日中に間違いなく出る)」という情報を流して小沢支持議員を寝返らせることが主目的だったのではないでしょうか。

前述したように、9/14に起訴議決にできるという確信が9/7(早ければ8/24)の時点であったはずです。その情報は協力者によって間違いなくリークされたはずで、代表選までに十二分に利用されたと予想します。

10/6読売記事(起訴議決が出たのは小沢氏の落選が決まった30分後)は、「議決結果は代表選に影響を与えていない」ことを読者に印象付けたい意図が感じられます。逆に言えば、「実際には影響を与えたこと」を隠したいための記事なのでしょう。

また、代表選で小沢氏が勝った場合には、起訴相当議決を即座に報道し、ネガティブキャンペーンに利用しようとした可能性もあります。

そうは言っても、代表選の日と議決日をどうやって合わせるのでしょうか。

それは、代表選の日程を決める時点(決定日:8/2)で、議決日を9/14にすることが決まっており、その議決日に合わせて代表選の日を決めたからと考えられます。

8/2の時点でどうやって議決日が分かるのかですが、実は議決日を9/14にすることは2回目の審査会を開始した7/13の時点で決まっていたと考えられるのです。さらに言えば、7/13から始めることも計算の上で決められたことが考えられます。

この日程は、(1)起訴相当議決を得る、(2)1回目の議決に関わった1群の審査員が関与していることを伏せる、という2つの目的を同時に達成できる可能性の高い日程なのです。

「(1)起訴相当議決を得る」ために1群審査員による2群審査員の「教育」を利用したわけですが、その「教育」効果を十分に得るのに(1群+2群)で3回の審査会を確保したかったのでしょう。そのため、7/13から始める必要があったのです。

「(2)1群の審査員が関与していたことを伏せる」ためには、8月から開始しても議決日までに十分な審査回数が確保できたように「みせかける」ことが必要です。

実際には本件の審査をしなかった8/4から審査を始めたとしても、週1回の開催(お盆休み1回)で9/14までの審査会開催回数は6回になります。1回目審査会が8回開催ですから、通常スケジュールで6回目で議決したとみせかけるのは不自然にならないギリギリのラインではないでしょうか。

9/7議決では8月から始めたにしては議決が早すぎ、「7月から始まっていた(1群審査員が関与した)」との疑念を与えてしまう恐れがあったのです。

それでは、議決日を遅く9/21にしてはだめなのでしょうか。

その場合、8/4とお盆を休んでも7/13から9/21までの開催回数は9回になり、下手をすると9/21より前に議決になってしまう恐れがあります。早く議決になりそうならば休会にして調整することも考えられますが、合理的な理由無く休会にするのは難しいのではないでしょうか。

つまり、7/13開始、9/14議決は二つの目的を満たせる可能性が高い日程として、予め決められていたと考えられるのです。

代表選挙の日程が決まった日(8/2)には既に3回の審査会が終わっています。1群審査員と審査補助員による2群審査員の「教育」も終えており、当初計画どおり9/14に議決できる目途は十分にたったのでしょう。

1群審査員が3群審査員に入れ替わるという不確定要素はありますが、2群が完全に「教育」されているとすると、入れ替わり5名のうち2名だけ「教育」できれば良いのです。そして、そのために「教育」が容易な若者ばかりを審査員に選んでいるのです。

実際は、3群が入ってたった2回目の審査会(8/24)で「起訴相当議決の意向をほぼ固め」、「起訴相当議決に必要な検察官意見聴取を決めた」のですから「教育」は大成功です。ただ、余りに早く決まったために当初予定の9/14の前に議決になる可能性が出てきました。

毎週火曜日の審査会が8/17にお盆で休んだのは分かるのですが、8/31(8/24の可能性もあり)に何故休んだのか(あるいは審査会をしたが本件は審査しなかったのか)が良く分かりませんでした。9/14に議決日を持っていくため、「検察官の都合がつかないので8/31の聴取ができない」という(合理的)理由で8/31を休みにしたと考えれば辻褄が合います。
検察官の聴取日は予め9/7を予定していたのでしょう。



●議決書の作成・公表が遅れた理由

2回目の審査票でわかるもう一つの重要なポイントは議決日と議決書の作成日が異なることです。1回目は議決書を予め(あるいは当日)作成し、審査員でそれを確認した後で議決し、即日で公表されました。

2回目はなぜ同じことをしなかった(できなかった)のかです。これは、「9/14に議決を公開すると報道の不自然さが誰にでも明らかになるから」と考えられます。9/8の新聞で「審査補助員が決まり審査が始まる」と報道しておきながら、わずか6日後に議決結果が公表されたら、報道がおかしいことに誰でも気づくでしょう。

議決日は何れにせよ分かるわけですが、それが判明した10/4(議決公表日)には9/8の報道のことなど大多数の人は忘れており、その不自然さに気づくのは陸山会事件に関心のある人ぐらいです。9/14に公開してしまうと関心の無い人にまでその不自然さがわかりますから、それを避けるためになるべく遅くしたのだと思います。

それでも普通に考えればおかしいわけですが、そうした点も含め、人々の疑惑を解くために作られたのが議決書公表から2日後(10/6)の読売新聞の記事だと考えられます。この記事の要点(右側の括弧内は読者に思い込ませたい点)は、以下のとおりです。

・審査会は8月から始まった(1回目議決の審査員が全て入れ替わってから審査を始めた)
・9月に入って頻繁に審査を行った(だから審査回数は十分で9/14議決は不自然ではないよ)
・検事は、共謀の成立を認めるのは難しいと言った(検事はちゃんと説明した)
・議決日が代表選当日になったのは偶然(わざわざ合わせたわけでは無い)
・当日に議決を出すことが予定されていたわけではない(その日の議決を狙ったわけではない)
・起訴議決が出たのは代表選開票の後(だから審査会は代表選に全く影響を与えていない)

実際には( )内のことを言外に伝えたいわけですが、逆に言えばこれらを隠したいわけです。そこに相手の目論見が透けて見えています。実際には全て( )内の逆の可能性が高いのです。

つまり、マスコミ報道の矛盾を隠すために公表を必ず遅らせなければならなかったのです。



●まとめ

・2回目も起訴相当議決を得るのを確実にするため、1回目の議決に関与した1群審査員により2群審査員を「教育」することとし、(途中で審査員が変わることになるにも関わらず)7月から審査会を開始。

・「教育」のための審査会を3回確保するため、審査開始日は7/13に決定。同時に、小沢氏が代表選に立候補する場合に備えて、議決日の予定を9/14に設定。

・「1群審査員が審査に関与したことを隠す」こと、および「審査補助員や審査員への働きかけを防ぐ」ことを主目的として「2回目審査を開始したことは秘密」とし、「審査は未だ始まっていない」という偽情報を流し続ける。

・2回目審査会は1回目議決を行った1群審査員を含んで7月に3回実施され、この間に審査補助員も加わって2群審査員を「教育」。

・「教育」がうまく進み9/14議決の目途がたったため、代表選挙日を9/14に決定(8/2)。

・8月より3群審査員が1群審査員に入れ替わり、審査を継続。なお、3群審査員もこれまで同様に「教育」が容易な若年者を選抜。

・新たに入った3群の「教育」も順調に進む。入れ替わってたった2回目の審査(8/24)で起訴相当議決の意向をほぼ固め、そのために必要な「検察官の意見聴取」を決定。

・次回(8/31)に意見聴取すると議決日が早まってしまうため、検察官の都合がつかないなどの理由で8/31は休会。

・9/7の検察官意見聴取で次回(9/14)での議決がほぼ確定。

・検察官意見聴取が終わった(次回にはほぼ間違いなく起訴相当議決)という情報をリーク。

・「起訴相当で議決される」という情報を代表選に利用。

・議決の目途が立つと、議決日までの期間が短いことで今までの偽情報(審査が始まっていない)がバレないように一刻も早く「審査開始」を報道する必要がある。審査会当日(9/7)にはNHK、翌日には全国紙で「補助審査員が決まって審査が始まる」と報道。この報道は代表選直前でのダメージも狙う。

・9/14に議決するも「審査補助員が決まった」と9/8に報道しながら、その6日後に議決結果を公開すると、余りにも不自然(報道がおかしいことが誰でも分かる)。報道が忘れさられる10/4まで議決書の作成および公開を延期。

・臨時選定録から求めた審査員の出席率は、全体平均:74%、1群:93%、2群:73%、3群:64%。

・3群審査員の議決日までの出席回数(期待値)は4×0.64=2.6回。つまり、「たった2回か3回の出席で起訴相当と議決」。膨大な捜査資料を理解して自ら判断したとは思えず、2群審査員や補助員の意向に流されて議決したことがわかる。


以上のストーリーが大体正しいとすると、「起訴相当議決を得る」、「審査員が入れ替わってから審査を始めたと思い込ませる」、「審査中は邪魔をさせない」、「議決を政治的に利用する」などの目的を全て満たすように綿密に作られた計画だったことになります。

以上のストーリーが全て思い込みなら良いのですが、少なくとも報道と事件票の矛盾という客観的事実があり、確率的にあり得ない審査員の平均年齢がある。様々な情報を総合し、自分が計画者になったつもりで考えるとこうしたストーリーが考えられるのです。

これが事実だとすると、マスコミ、検察審査会、一部政治家そして検察がグルとなり、綿密に練られた計画に従って実行されたことになります。一人で作った計画とは思えず、大衆心理などの専門家を含む組織の存在が透けて見えるのです。(twitterをやっている人には周知のことかもしれませんが)

「教育」と「情報操作」作戦は成功を収めました。ただ、森議員が(存在しない)2回目審査票を作成・開示させるのは想定外だったはずです。「国民の生活が第一」の政治実現のため、森議員の活動に期待すると共に応援したいと思います。


以下は補足です。 [→ 「陸山会事件 作られた起訴議決」 補足 (by wolfgandhi)]



「きじにゃあのツイッター備忘録」 検察審査会関連エントリー
疑惑の検察審査会
なりきり池上彰のよくわかる検察審査会疑惑 その1
陸山会事件 作られた起訴議決 抄録版
陸山会事件 作られた起訴議決 詳細版
陸山会事件 起訴議決の裏側-黒塗りの下に何が?
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by kijinyaa | 2011-01-24 21:53 | 検察審査会

石川議員が聴取録音 特捜検事が供述誘導

@kijinyaa
NHKニュース「検察 “供述翻すと心証悪い”」 http://p.tl/sB4B
石川議員が聴取録音 特捜検事が供述誘導 「捜査段階の供述を翻すと検察審査会の心証が悪くなる」  

重要な2点
①「検察が検察審査会を利用している」ことが明らかに!
②2回目の検察審査会で、「石川議員が再捜査の事情聴取でも同じ供述をした」と嘘の説明をしたのは誰?
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by kijinyaa | 2011-01-15 10:23 | 検察

なりきり池上彰のよくわかる検察審査会疑惑 その1

土田 「ネットやツイッターで検察審査会が叩かれてるのって、何故なんすかね?」

池上 「良い質問ですね。それではお答えしましょう」


劇団 「すみません。その前に検察審査会について、教えて貰えませんか?」

池上 「そうですね。それではこれを見てもらいましょう」

フリップ1
検察審査会:選挙権を有する国民の中からくじで選ばれた11人の検察審査員が、検察官が被疑者(犯罪の嫌疑を受けている者)を裁判にかけなかったことの良し悪しを審査する

池上 「なぜ検察審査会があるかというと、例えば不起訴になった被疑者が警察官の身内や国会議員の子息であった場合、被害者は納得でませんよね? そうした時に…」

フリップ2
犯罪の被害にあった人や犯罪を告訴・告発した人が不起訴処分に納得行かないとき、検察審査会に審査を申立てることができる

池上 「検察官も人間ですから、身内や有力者の子息に対しては、正しい処分がなされる保証がありません。そうした検察が信用できない場合には、被害者や告発人が異議を申し立てられるようになっているわけです。つまり審査の対象になるのは、検察なんです。検察が被疑者に対し不当に甘い処分をしてないか、チェックする制度なんですね」

劇団 「あれ? 小沢さんの場合、2年近く検察から執拗に取り調べられてますよね。その結果が証拠不十分で不起訴。それが不当に甘い処分ということになるんですか?」

池上 「そうなんですねぇ。この点は多くの人々が疑問を感じているようです。」


劇団 「くじで選ばれた11人の審査員が審査するということですけど、小沢さんくらいの政治家だと知らない人はいないし、好き嫌いもハッキリ分かれるじゃないですか? それで、公平な審査ってできるんでしょうか?」

池上 「良い指摘ですね。小沢一郎という政治家には、誰もが個人的利害や感情を持ち合わせてしまいます。被疑者と無関係な一般市民に検察判断の起訴・不起訴を再考させる、というのが法の趣旨ならば、今回のような事件はそれに馴染みませんね。そうした点から、特捜が政治家の不正を洗い出すような事件は検察審査会は扱うべきではない、という指摘があります」

柴田 「でも、それじゃあ、政治家に甘すぎません?」

池上 「でもね、政治家には選挙があるんです。選挙民が相応しくないと判断したら、選挙で落とせるんですよ。それが民意だと思いませんか? 逆にいうと、小沢さんは13万票で当選してるんです。これをたった11名の審査員がひっくり返せるというのは、民意という点から見て、おかしいと思いませんか?」


土田 「大体が被害者って誰なんすかね?」

池上 「なかなか鋭い質問ですね」

劇団 「それは僕も思いました。具体的な被害者はいないんじゃないか?」

柴田 「それって私たち国民なんじゃないですか? 騙されたのは私たち国民なんだから…」

池上 「確かに、今、柴田さんがおっしゃったように、『国民全体が被害者』という判断で検察事務局は申し立てを受理したようです。でもね、それだと実は都合が悪いことがあるんです」

池上 「こちらを見てください」

フリップ3
検察審査会法第七条:事件の被疑者、被害者の関係者は、検察審査会の審査委員になることが出来ない

麻木 「そっか、被害者やその関係者は直接の利害関係者だから、審査員にはなれないんだ」

磯野 「どういうこと?」

麻木 「 「国民全体が被害者」である筈なのに、国民から審査員が選ばれていることは、 「被害者は審査員になれない」という規定に反する! だから、申し立ては受理されるべきではない、ってことですよね?」

池上 「流石は麻木さんです」

柴田 「そんなこと言ったって、もう受理されちゃって、議決も済んでるじゃないですかw」

上原 「その上、小沢さんが議決の取り消しを求めた行政訴訟は、東京地裁で棄却されてまーす」

池上 「正しくは、議決の効力停止や 「指定弁護士」の選任の停止を求めた、仮差し止めが棄却されたんですね。門前払いでした。それを不服とした小沢氏側の即時抗告も、高裁で棄却されています。ただし、議決の取り消しを求める行政訴訟自体は、今後も進められます」


土田 「ネットで騒いでいる人って、審査員の年齢を問題にしてるんでしたっけ? 若すぎるとか…」

柴田 「そんなこと言ったって、ちゃんと選挙権を持ってる人がくじで選ばれてるんでしょ? 問題にする方がおかしいわよw」

池上 「ところがね、柴田さん。そうとも言えないんですよ。これを見てください」

フリップ4
小沢強制起訴 「検察審査員」女性6人男性5人、平均年齢30.9歳(当初公表)

磯野 「えー、それは駄目だわ。若い娘が過半数w 事務局のスケベ親爺が勝手に選んでるわw」

上原 「えー、若い女性だって、ちゃんと審査できますよぉ」

磯野 「あなた、若ぶってるけど33歳でしょw あなた以下ってことよw」

上原 「えー、ひどーい!(泣)」

土田 「実際に、審査員の年齢や性別で判断に差が出るんすかね?」

池上 「一般的に若い女性は被告に対して厳しい判断を下しやすいといわれています。女性が思いつきや感情で判断する傾向にあるのは確かです。とくに社会経験の少ない20代の女性はその傾向が強い。その日の気分で判断してしまうことがあるのです。
逆に、男性は理性で判断する傾向がある。特に、中年男性は常識的な判断をする人が多いです」

池上 「だから、裁判員裁判では、弁護側は女性の裁判員を嫌がります。裁判員裁判では、弁護側も検察側も無条件で4人まで裁判員候補者を不選任と出来るので、女性を排除するケースが多いですね。ある弁護士会には、まず女性を外せという〝裏マニュアル〟があるほどです」

劇団 「今回の平均年齢や性別構成は、これまでの例に比べて異常なんですか?」

池上 「最初に性別構成について言うと、これまで全国の検察審で 「強制起訴」は、明石歩道橋事故など3回出されていますが、女性の審査員は、11人中 「4人」 「5人」 「4人」でした。ところが、今回の小沢事件は 「6人」と過去最多になっています」


池上 「平均年齢に関しては、こちらを見てもらいましょう」

フリップ5
宝塚線脱線事故(神戸第1検察審) 1回目47歳、2回目53歳(各委員の就任時年齢により計算?)
鳩山献金事件(東京第4検察審) 52.36歳(議決時平均年齢)
小沢事件(東京第4検察審) 50.00歳(議決時平均年齢)
小沢事件(東京第5検察審) 1回目34.55歳、2回目34.55歳(どちらも議決時平均年齢)

土田 「あー、やっぱり小沢さんの事件だけ、異様に若いですね」

劇団 「あれ? 小沢事件の2回目の審査員の平均年齢がさっきと変わってますよ!」

池上 「よく気づかれましたね。こちらを見てください」

フリップ6
同審査会が公表した平均年齢の推移
10月 4日   「30.9歳」と公表。
 ネット上で、 「審査員若すぎるw」との指摘、続出!
10月12日   「33.91歳」に訂正。訂正理由は 「計算時に37歳の人を足し忘れ」
 ネット上で、 「30.9×11+37=377、377÷11=34.27、計算が合わんw」との指摘、噴出!w
10月13日夕  「34.55歳」と再度訂正。訂正理由は 「議決日の9月14日時点での平均年齢で再計算」

劇団 「何か杜撰というか、ネットでの批判に痛いところを突かれて、誤魔化そうとしたようにも見えます」

柴田 「でも11人の平均年齢でしょ? そのくらい誰でも間違えるでしょ? 34.55歳なら、偶然なんじゃないの?」

池上 「実はですね、東京都の年齢分布を元に計算機シミュレーションで確率を算出した人がいて、結果がネットで公開されています」
http://p.tl/trP1

フリップ7
東京都民からくじで11人選んだ平均年齢が、各議決時に34.55歳となる確率
1回目議決時の確率は0.79%、2回目議決時の確率は0.78%。
両者が同時におこる確率は0.0061%。
これは、コインの表が14回連続に相当する確率です。

土田 「ありえねーw」

劇団 「ありえませんね」

池上 「統計の知識が少しでもある人から見たら、偶然では片付けられない数値ですね。このことから、審査員の選出結果は不自然で、恣意的な選出が強く疑われます」

柴田 「でも、確かご高齢の方は辞退できるんですよね? 今回はそうした方の辞退が多かっただけじゃないですか?」

池上 「おや? 柴田さん、やけに詳しいですね。誰かに火消しを頼まれました?w」

柴田 「そ、そんな事、あるわけないじゃないですか!」

池上 「規則では確かに70歳以上の人は辞退できるようになっています。なので、上の確率計算でも、議決日までに70歳になった人は全員辞退する」という確率が高めになる仮定を入れています」

池上 「ちなみに、過去の検察審査会の平均年齢は…」

フリップ8
宝塚線脱線事故(神戸第1検察審) 1回目47歳、2回目53歳(各委員の就任時年齢により計算?)
鳩山献金事件(東京第4検察審) 52.36歳(議決時平均年齢)
小沢事件(東京第4検察審) 50.00歳(議決時平均年齢)
小沢事件(東京第5検察審) 1回目34.55歳、2回目34.55歳 (どちらも議決時平均年齢)

池上 「この点からも、小沢事件(東京第5検察審)での選出結果は不自然で、 「中年や老年者の多くが辞退」というのは理由にならないと思われます」


劇団 「さっきから気になってたんですけど、1回目と2回目の議決時の平均年齢が同じ34.55歳なんですね」

土田 「これまた、ありえねーw」

池上 「この点についてもネットでは議論になってますね。これについても、東京都の年齢分布を元に計算機シミュレーションで確率を算出した結果がネットで公開されています」
http://p.tl/Ypb-

フリップ9
1回目と2回目がどちらもX歳となる確率は、Xが34.55のとき0.00000027%。
全てのXについて足すと1回目と2回目が同じ年齢になる確率が求まる。
結果は0.62%。

池上 「今回のように、1回目と2回目がどちらも34.55歳となる確率は、何と、0.00000027%。
34.55歳という年齢に拘らずに、同じ年齢になる確率としても、0.62%。
これは、コインを投げて7回連続で同じ面が出るよりも厳しい確率です。
この結果からは、下手糞なデータの捏造が強く疑われますね」


池上 「平均年齢に関しては、実はもう一点、不思議なことがあるんです」

池上 「2回目議決の審査員の平均年齢は、就任時点33.91歳(11名の合計年齢373歳)、議決時34.55歳(合計年齢380歳)と発表されています。このことから、就任時(6名が5/1、5名が8/1)から議決日(9/14)までに7名が誕生日を迎えている必要があることが分かります」

劇団 「人数がやけに多いですね」

池上 「そう感じた人が、その確率を計算機シミュレーションで算出して、ネットで公表しています」
http://p.tl/S1-W

フリップ10
誕生日を迎える人数で最も可能性の高いのが3名(確率27.3%)、その次が2名(25.4%)、
ちょうど7人となる確率は0.542%
これは、コインを投げて8回連続で同じ面が出るよりも厳しい確率です。

土田 「これまたまた、ありえねーw」

池上 「そうでしょう。この結果からも、下手糞なデータの捏造が強く疑われますね」


池上 「ここまで見てきたように、検察審査会が発表した 「審査員の平均年齢」データに対して、3通りの疑惑があり、統計的検証の結果、いずれに対しても不正が疑われるという、検察審査会に対して厳しい結果がでています。

土田 「不正の証拠発見ですね」

柴田 「偶々そうなっただけじゃないの?」

池上 「そうですね。たぶん検察審査会の人も同じことを言うでしょう。
統計的な不自然さをいくら指摘しても0で無い限り 「そうなった」と主張することは可能ですからね」

池上 「賢明な皆様ならご同意いただけると思うのですが、これは不正の証拠ではなく、不正が強く疑われることを示すものです」

池上 「しかし、司法のシステムに対し国民が強い疑念を抱く状態は、放置しておいて良いものではありませんね。
疑念を晴らすためには、検証のためのデータの開示が絶対に必要だと思います。
国民の代表である国会議員は出来る限りの情報開示を検察審査会に求め、必要な是正を進めるべきだと思います」


劇団 「データの捏造が強く疑われるということは、審査員がそもそも実在しない、ということもあるんでしょうか?」

池上 「さすがに、そこまではないと思います。もしそうなら、最初から高めの平均年齢を発表すれば良いわけですから。
それと、データの捏造が強く疑われるというのも、審査員の選出が定められた規則に則って正しく行われた場合を想定して確率計算した結果ですしね」

土田 「ということは、審査員の選出の過程で何かが行われているということですか?」

池上 「そうですね。これ以上の話は、次回にしましょうか」

上原 「次回は、全国検察審査協会連合会なる謎の団体やら、裁判所まで巻き込んで、検察審査会のさらなる闇に迫りまーす。お楽しみに!」


(きじにゃあ 「続く…のか?」)


きじにゃあは池上彰先生を応援しています。



「きじにゃあのツイッター備忘録」 検察審査会関連エントリー
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by kijinyaa | 2010-10-24 20:39 | 検察審査会

疑惑の検察審査会

小沢氏を強制起訴すべしと議決した東京第5検察審査会に対し、ネットを中心にさまざまな疑念が表明されています。それでも多くは藪の中、水掛け論に終わってしまう中で、わずかに公式に発表されているのが性別構成と審査員の平均年齢です。

そして、当初発表された「1回目審査会34.3歳、2回目審査会30.9歳」という平均年齢が、東京都民の年齢構成からみて、無作為にくじで選ばれた結果とは容易に認め難く、「安易な正義感を鼓舞され検察に都合の良い誘導をされやすい若者を、恣意的に選出した可能性が極めて高い」という疑念がネットを中心に湧き上がりました。

そして、そのような批判が直接的・間接的に寄せられたためか、検審事務局から「平均年齢の訂正」の発表がありました。この訂正発表も、1度目の訂正内容に疑念が持ち上がると再度訂正という杜撰なものでした。

ここでは、当初発表・訂正発表・再訂正発表での「平均年齢」を元に、「審査員選出の作為性の有無」等を統計的方法で検証した結果から、「審査員の年齢に関する疑惑とその根拠」を示します。

また、用いた統計手法については別エントリ 「検察審査会の疑惑に迫れ! - 確率計算が日課です」 にまとめたので、計算過程や計算式を知りたい方、検証をしたい方は、最下部のリンクから御覧ください。


★【疑惑その1】 「恣意的な審査員選出」 (by @wolfgandhi)

最終的に、審査員の平均年齢は「議決時で、1回目34.55歳、2回目34.55歳」ということが分かりました。

これを元に、1&2回目の審査会の議決時での平均年齢がともに34.55歳以下となる確率を計算しました。
このとき、「議決日までに70歳になった人は全員辞退する」という確率が高めになる仮定を入れています。

その結果、1回目の確率は0.79%、2回目の確率は0.78%となりました。
両者が同時におこる確率は0.0061%。
これはコインの表が14回連続に相当する確率です。

なお、平均年齢が低い理由について、「中年や老年者の多くが辞退したからだ」との議論も見かけますが、過去の検察審査会の平均年齢は以下の通りです。

宝塚線脱線事故(神戸第1検察審) 1回目47歳、2回目53歳(各委員の就任時年齢により計算?)
鳩山献金事件(東京第4検察審) 52.36歳(議決時平均年齢)
小沢事件(東京第4検察審) 50.00歳(議決時平均年齢)
小沢事件(東京第5検察審) 1回目34.55歳、2回目34.55歳 (どちらも議決時平均年齢)。

この点からも、小沢事件(東京第5検察審)での選出結果は不自然で、「中年や老年者の多くが辞退」というのは理由にならないと思われます。

選出結果は不自然で、恣意的な選出が強く疑われます。


★【疑惑その2】 「下手糞なデータの捏造 その1」 (by @wolfgandhi、@jishizuka)

2回目議決の審査員の平均年齢は、就任時点33.91歳(11名の合計年齢373歳)、議決時34.55歳(合計年齢380歳)と発表されています。このことから、就任時(6名が5/1、5名が8/1)から議決日(9/14)までに7名が誕生日を迎えている必要があります。

人数が多いと感じたのでその確率を計算機シミュレーションで算出してみました。(by @wolfgandhi)

誕生日を迎える人数で最も可能性の高いのが3名(確率27.3%)、その次が2名(25.4%)で、
「ちょうど7人となる確率は0.5421%」でした。(シミュレーション10億回試行)

計算式で算出することもできます。http://twitpic.com/2xy0ku (by @jishizuka)

人は365日バラつきなく生まれる、という仮定を行った上でのことですが、審査会の11人のうち7人が就任日から9月14日の間に誕生日を迎える確率は、0.5425%となります。正直いうと、私には審議会が開かれたという事実すら疑わしくなってきました。

33.91から34.55に平均年齢を上げるためには、誕生日を迎えた人の数は厳密に7人でないといけません。確率や統計に疎いと、案外ありそうに思えるシチュエーションなので、事務局は墓穴を掘ったのでしょう。何せ、足し算割り算も出来ない人たちらしいから。

@wolfgandhi さん、@jishizuka さんが独立に、各々異なった方法で計算した結果、0.542%ということで結果が一致しました。コインを投げて、8回連続で同じ面が出るよりも厳しい確率です。

この結果からは、下手糞なデータの捏造が強く疑われます。


★【疑惑その3】 「下手糞なデータの捏造 その2」 (by @wolfgandhi、@jishizuka、@hismiy)

再訂正の結果、審査員の平均年齢は「議決時で、1回目、2回目ともに、34.55歳」となりました。
このように2回とも同じ平均年齢というのは偶然にしてもありえないというのが普通の感覚でしょう。

そこで、これについても確率を計算してみました。(by @wolfgandhi)

1回目と2回目がどちらもX歳となる確率は、Xが34.55のとき0.000027%でしたが、全てのXについて足すと1回目と2回目が同じ年齢になる確率が求まります。結果は0.62%でした。

足し合わせる範囲は、20から69としても、25から65としても、同じ0.62%でした。
これは、コインを投げて7回連続で同じ面が出るよりも厳しい確率です。

この結果からも、下手糞なデータの捏造が強く疑われます。


★【結論】

以上、検察審査会が発表した「審査員の平均年齢」データに対して、3通りの疑惑があり、統計的検証の結果、いずれに対しても不正が疑われるという、検察審査会に対して厳しい結果となりました。

賢明な皆様ならご同意いただけると思うのですが、これは不正の証拠ではなく、不正が強く疑われることを示すものです。

しかし、司法のシステムに対し国民が強い疑念を抱く状態は、放置しておいて良いものではありません。
疑念を晴らすためには、検証のためのデータの開示が絶対に必要です。

国民の代表である国会議員は出来る限りの情報開示を検察審査会に求め、必要な是正を進めるべきだと思います。


きじにゃあは、党派に関わらず、公正さを大切にし国民の側に立つ政治家を応援しています。
そして、検察審査会を応援・・・できません! ( ̄ヘ ̄)凸



「検察審査会の疑惑に迫れ! - 確率計算が日課です」
★【疑惑その1】 「恣意的な審査員選出」
★【疑惑その2】 「下手糞なデータの捏造 その1」
★【疑惑その3】 「下手糞なデータの捏造 その2」



検察審査会の疑惑についての平易な解説に、以下のエントリがあります。あわせてご覧ください。
「なりきり池上彰のよくわかる検察審査会疑惑 その1」



「きじにゃあのツイッター備忘録」 検察審査会関連エントリー
疑惑の検察審査会
なりきり池上彰のよくわかる検察審査会疑惑 その1
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by kijinyaa | 2010-10-16 04:10 | 検察審査会

検察審査会の疑惑に迫れ! - 確率計算が日課です(3日目)

★【疑惑その3】 「下手糞なデータの捏造 その2」 (by @wolfgandhi、@jishizuka、@hismiy)

@hosakanobuto
闇の中に封じられた東京第5検察審査会の数少ない「公開情報」だった「平均年齢30・90歳」は「33・91歳」と訂正され、また「34・27歳」と再修正。
→ 事実は小説よりも奇なり - 検察審査会審査員の平均年齢をめぐる謎の数々 (News Spiral) http://p.tl/Qbc3

平均年齢算出は、そんなに難しい計算じゃない。「審査員年齢の総計÷人数」の計算のところで、11人とすべきところを10人としてしまった。政治資金規正法にのっとって審査の土台をつくるはずの事務局がそんな簡単な計算が出来ないとは思えない。議決時に実在したのは10人ではなかったか。

検察審査会平均年齢→「30・90歳」は37歳のひとりを足し忘れていたので、「33・91歳」と訂正したが、これも計算があわず、正解は「34・27歳」と再修正。ミステリアスなのは、「34・27歳」は小沢氏起訴相当の最初の議決をした1回目の審査会平均年齢と小数点二桁まで一致すること。

hosakanobuto新聞を開いてみたら、検察審査会事務局の再訂正の平均年齢の数値は「34・55歳」だった。「これまでは就任時で計算してきて、議決時で再計算し直した」とのことだが、日経新聞によるとこの「議決時34・55歳」も、一度目の起訴相当議決時と同一だという。→ http://p.tl/PNlb

hosakanobuto「摩訶不思議な検察審査会平均年齢の怪」保坂展人のどこどこ日記をアップしました。 足し算と割り算を電卓を叩いてみたが、割り切れない思いが。 http://p.tl/DVaY

東京第5検察審査会は、他に比べて大幅に辞退を認めてきた。40代、50代が「仕事上の多忙」などを理由に辞退し、20代・30代が候補者として残った。けれども、1回目に起訴相当議決したメンバーと、入れ替ったはずの2回目の議決時審査員平均年齢も「34・55歳」で同一とは説明がつきません。

おはようございます。「チリ33人全員生還」は感激でした。また、昨日は「検察審査会の『平均年齢』の謎」について、ツイートしたりブログに書いたりしました。「細かいことにこだわりすぎるのではないか」という声もいただきましたが、「真実は細部に宿る」と私は信じています。

検察審査会の「全面非公開」のうちわずかな「公開部分」が平均年齢。また、もうひとつの審査会=検察官適格審査会で公開されてこなかった「運営細則」に重要な記載があるなど、江戸時代から明治・大正・昭和と連綿と続いてきた官僚統治のリアルな姿は、細部にしかほころびを見せない

@hismiy
1回目と2回目の検審の平均年齢がぴったり一致する確率は、ざっと見積もって数百分の1程度。まれだけども、全くありえないわけではない。その点をもって、不正の証拠にするには十分ではない。お気をつけあれ。

どなたかが検算してくださるとありがたいのですが

@wolfgandhi
「ちょうど34.55歳になる確率」はシミュレーションでは1回目0.055%,2回目0.050%で一致する確率は0.00000027%でした.

1回目と2回目がどちらもX歳となる確率は,Xが34.55のとき0.000027%でしたが,全てのXについて足すと1回目と2回目が同じ年齢になる確率が求まります.結果は0.62%でした.

@kijinyaa
足したのは何歳から何歳までですか?

@wolfgandhi
20~69です。これは、70歳になったら任期途中でも辞任することにしているので、69を越えることはないからです。実際は25~65としても結果は変わりません。

@kijinyaa
平均年齢がぴったり一致する確率ですが、34.55歳に限った場合は、0.00000027%。
年齢一致だけならは0.62%。これはコインを投げて7回連続で同じ面が出るよりも厳しい確率です。
下手糞なデータの捏造が疑われます。


★【疑惑その1】 「恣意的な審査員選出」
★【疑惑その2】 「下手糞なデータの捏造 その1」
★【全体まとめ】 「疑惑の検察審査会」


なお、検察審査会の疑惑について平易に解説したものとして、以下のエントリがあります。あわせてご覧ください。
「なりきり池上彰のよくわかる検察審査会疑惑 その1」
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by kijinyaa | 2010-10-16 02:30 | 検察審査会

検察審査会の疑惑に迫れ! - 確率計算が日課です(2日目)

★【疑惑その2】 「下手糞なデータの捏造 その1」 (by @wolfgandhi、@jishizuka)

@wolfgandhi
2回目議決の審査員の平均年齢は、就任時点33.91歳(11名の合計年齢373歳)、議決時34.55歳(合計年齢380歳)と発表されています。このことから、就任時(6名が5/1、5名が8/1)から議決日(9/14)までに7名が誕生日を迎えていることが解ります。

2回目の議決の審査員11名のうち7名が就任時(5/1か8/1)の翌日から議決日(9/14)の間に誕生日を迎えたことが解りましたが,人数が多いと感じたのでその確率を計算機シミュレーションで算出してみました.(式で算出することもできるはずです.)

誕生日を迎える人数で最も可能性の高いのが3名(確率27.3%),その次が2名(25.4%)で,「7名以上となる確率は0.62%」でした.2回の審査員の平均年齢を含めて3連続で1%以下です.宝くじの袋に検察審査会と書いたら当たる気がしてきました.

@jishizuka
再度検察審査会メンバーの平均年齢が改定されましたが、この改定にあるような結果が出るためには、5月1日就任の6人、8月1日就任の5人、計11人のうち、7人が就任から9月14日までに誕生日を迎えている必要があり、その確率は0.5822%と計算できます。

このような平均年齢の訂正が行われるには、6人が就任した5月1日、5人が就任した8月1日から、11人中7人が9月14日までに誕生日を迎えている必要があります。 RT @nobuogohara 「検察審の平均年齢を再訂正」http://s.nikkei.com/aYaEh9 いい加減にしろ!

人は365日バラつきなく生まれる、という仮定を行った上でのことですが、審査会の11人のうち7人が就任日から9月14日の間に誕生日を迎える確率は、0.5822%となります。正直いうと、私には審議会が開かれたという事実すら疑わしくなってきました。

5月1日就任の6人と8月1日就任の5人からなる11人のうち7人が、9月14日までに誕生日を迎える確率は、思うほど高いものでないことを具体的に計算することで示してみる。結果を疑う方は検算or数え上げのミスを指摘してください。 http://twitpic.com/2xbqaz

計算式を書いてみました。http://twitpic.com/2xbqaz 審査会の平均年齢のありえなさを糊塗するために、11人中7人が就任から議決まで誕生日を迎えた、という仮定で修正を行い、実現確率0.58%というドツボに嵌ったのだと思います。

というわけで、5月1日の6人の就任、8月1日の5人の就任から9月14日までの間に11人中7人が誕生日を迎え、審査会の平均年齢が33.91から34.55に上がったというのは、一見ありそうだが、かなり厳しい確率(0.58%)だということがわかります。

@wolfgandhiさん、私も計算してみました。5月1日就任が6人、8月1日就任が5人と報道されていたので、それを前提に計算しました。結果、11人のうち7人が9月14日までに誕生日を迎える確率は、0.58%になりました。

@wolfgandhi
力技(シミュレーション)しかできない人間にとって、解析できる人は尊敬します。日数ですが、就任日が誕生日の人は含まれないため、その翌日からの日数になると思います。確率はシミュレーション結果よりさらに低くなりますが、解析結果のほうが正しいはずです。

@jishizuka
おっしゃる通りなので再計算しました。審査会事務局に敬意を表して有効数字4ケタで書くと、0.5425%になりました。
http://twitpic.com/2xy0ku

@wolfgandhi
有難うございます。確率の差の原因が解りました。私の0.62%は「7人以上」となる確率で、@jishizuka さんのはちょうど7人となる確率だからですね。シミュレーション(モンテカルロ法で10億回試行)では7人となる確率は0.5421% と出ており、3ケタ目まで一致します。少し安心しました。

@jishizuka
33.91から34.55に平均年齢を上げるためには、誕生日を迎えた人の数は厳密に7人でないといけませんからね。確率や統計に疎いと、案外ありそうに思えるシチュエーションなので、事務局は墓穴を掘ったのでしょう。何せ、足し算割り算も出来ない人たちらしいから。

@wolfgandhi さんと独立に、各々異なった方法で計算した結果、0.542%ということで結果が一致しました。コインを投げて、8回連続で同じ面が出るよりも厳しい確率。

@wolfgandhi
統計的な不自然さをいくら指摘しても0で無い限り「そうなった」と主張するのでしょう。ブラックボックスの中で何をやっているかわからない。別の機関による審査会の監査制度のようなものは必須だと思います。

@kijinyaa
日経新聞 「検察審の平均年齢を再訂正、34.55歳に 小沢氏の起訴議決」 http://p.tl/WwXs
このような平均年齢の訂正が行われるには、6人が就任した5/1、5人が就任した8/1から、11人中7人が9/14までに誕生日を迎えている必要があります。
その確率は0.542%。コインを投げて8回連続で同じ面が出るよりも厳しい確率です。
下手糞なデータの捏造が疑われます。


★【疑惑その1】 「恣意的な審査員選出」
★【疑惑その3】 「下手糞なデータの捏造 その2」
★【全体まとめ】 「疑惑の検察審査会」


なお、検察審査会の疑惑について平易に解説したものとして、以下のエントリがあります。あわせてご覧ください。
「なりきり池上彰のよくわかる検察審査会疑惑 その1」
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by kijinyaa | 2010-10-15 02:32 | 検察審査会


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